園だより

2023.01.18

運動指導

年中さん、ひよこさんの運動指導がありました。
年中さんはサッカー、ひよこさんはマット運動。
(写真は緑組さんの様子)

幼稚園は「小学校の準備期間」「子どもを厳しくしつける場所」と理解されることも多く、特に私立園には「早期教育」を求められる時期もありました。
また、「屋外での遊び」よりも「屋内」「机上」での活動が中心となってしまうこともあり、それはつまり「決められたカリキュラム通りに進める」ことが優先されている結果の姿でもあろうかと思います。

それが良いとか良くないとか、そういったことは私には分かりません。
ただ、少なくとも確実に言えることは「幼稚園は小学校の準備期間ではない」「しつけを行う場所ではない」ということです。
そして、幼児期に一番大切な学びは「あそび」から得るということ。

幼稚園(乳幼児期)は、「人生の基礎(土台)を作る場所(期間)」なのです。
身体の面でも、心の面でも。
「小学校に入って困らない」ためではなく、もっと人生全体を見ているのです。

確かに、小学校に入って周りの子たちよりも一歩も二歩も秀でていたら気持ちも良いですし、それが自信にもなるでしょう。
(ときには過信にもつながりますが…)
しかし、早期教育には必ず「基礎がしっかりできた上で」という条件が付きます。
例えば、まだ歩けない子に走ることを教えるような、無理に走らせるようなことは意味がないからです。

当たり前のことですが、私たちの時間は一生に一回ずつしかありません。
時間を戻したり、やり直しをしたりということは絶対にできない。
ですから、子育てや幼児教育の基本は、焦らず、先回りをせず、他人と比べず、与えられた一日一日をじっくり歩むこと、大切にすることなのです。
遠くを見ずに、目の前の子どもを見ること。
「明日必要なこと」「後で必要なこと」「いつか必要なこと」をするのではなく、「今必要なことを見極める」ことです。
キーワードは、「今」。
そして「待つ」こと、です。

「個人の育み」「基本的なしつけ」は、家庭で。
(保護者さんのあたたかい見守りの中で)
「集団の中で芽生える育み」「集団の中で獲得する集団のルール」などは、幼稚園で。
(先生たちのあたたかい見守り、そして何よりお友だちの存在によって)

以上が、高田幼稚園の方針(考え方)です。
「よく遊び、よく学べ」ということですね。

運動指導は、担当してくださっている先生の理解もあり、あそびの要素満載で、子どもたちにとって楽しく充実した時間となっているようです。

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