園だより

2024.02.07

スーパーヒューマンしおりさん

先日のことですが、「令和5年度 三重県私立幼稚園PTA連合会 中央研修会」に参加させていただきました。
一緒にご参加いただきました保護者会委員の皆さま、お忙しい中ありがとうございました!

日時 令和6年2月1日(木)午前10時30分より
場所 プラザ洞津 2階・飛翔の間
「食と共に子どもと育つ ~食を通した子育て~」
講師:スーパーヒューマン しおりさん
第一部:講演 第二部:ミニコンサート

園長が聞いた「しおりさんの考える“食育”」
特に重要と思われる3つを紹介

・「好き嫌い」は親が作る
子どもの笑顔が見たい、喜んでほしい⇒子どもの好みに合わせる⇒「美味しい!」を引き出すためには「塩分多めの濃い味」に寄ってしまう傾向がある⇒「塩分多めの濃い味」に慣れると、素材の味や薄味が物足らなくなり(美味しいと感じられなくなり)、好き嫌いにつながる傾向がある

【園長コメント】
「好き嫌いが多い子は、濃い味を好む傾向がある」ということだろうか。
そういうことなら、家庭の料理等を薄味(素材の味)に寄せていけば好き嫌いが軽減するということか。
好き嫌いの原因には「味」の他に「食感」などもあるので、一概には言えないか。
ちなみに、しおりさんはご自身のレストランで調理をする際、塩はほとんど使わず、本みりんを使って 甘みをつけるそう。
甘みは水っぽさを取り、素材の味を生かしてくれる。
「子どもは、素材の味に慣れると(素材の味を生かすと)思った以上にもりもり食べるんですよ~」(しおりさん)

・「食育」で大切なことは、「食材に親しむ」ことと「食事を提供する側の気持ち(愛情など)を伝える」こと。あなたを想って作られた料理であることを、伝えること。子どもは、食事を通して愛情を受け取る。

【園長コメント】
例えば誕生日プレゼント。
お金をもらうのが一番、次に、欲しいものをもらうのが…いえいえ、本当にそうだろうか。
一番嬉しいのは、自分のために、自分の喜ぶ顔を見たいがために、あれじゃないこれじゃないと悩みながら、自分のことを想いながら選んでくれたものではないだろうか。
そういったものを喜べる心は、普段からそういった環境で過ごしていることによって育まれるだろう。
物質的な喜びではなく、相手の想いを喜べること。
普段からそういった環境を作ることによって、子どもの心にそういった心が育まれ、そういった心を受け取れる器が生まれてくる。
そこで初めて、「あなたのために用意された料理なんだよ」ということが伝わる、ということですね。
だから食育は、普段の生活からもう始まっているんだと。
私はそう受け取りました。
「だってさ、食事は買い出しから始まるんだもんね。誰かに美味しい料理を食べてもらいたくってさ」(しおりさん)

・「食育」は一期一会。

【園長コメント】
一期一会と言えば、そもそも私たちの人生は一期一会ですよね。
一度しかない人生、一度しかない今日、一つしかないいのち。
その中で、どんなご縁か、お互いにここで出会ったという事実。
苦手なものもあるけれど、例え「美味しい!」と言えない日があったとしても、「いただきます!」 「ありがとう!」と手を合わせて食事を楽しむことができたら…それは心豊かなことですね。
そしてそれは、食事をするところからスタートしているのではなくて、日々の生活、過ごしている環境の中で育まれている心からスタートしているということ。
子どもに対して完食云々で食育を語るのではなく、まずは 私たち大人が、心が育まれる環境を作り、整えることができているのか…と自らを問うてみましょう。

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