園だより

2025.07.07

様々な事故・事件について

テレビや新聞、インターネットニュースなどを見ていると世間では毎日様々なことが起きている。

最近特に衝撃的だったのは、小学校の教諭による女児への盗撮行為だ。
この行為によって、本来守るべき子どもたちをどれだけ傷つけることになるのかということを想像できなかったのだろうか。
被害者の生徒さん保護者さんともに深く傷つかれたことだろう。
丁寧にケアされることをとにかく願っている。

犯行に及んだ教諭には社会的制裁が待っているし、またこれは当然ながら犯罪行為なので、法律に従って罪を償うことになるだろう。
ただ、私は「そんな事件あったよね~」で終わりたくはない。

こういった事件が起きると「良い先生だった」 「まさかあの先生が…」「優しかったのは生徒や保護者の目をごまかすため」「優しかろうが犯罪は犯罪、悪いことは悪い」など、様々な意見・見解が飛び 交うが、それらに関して私には何も言うことも思うこともない。
私がただ思うのは「こういったことが起きる背景にはどんなことが考えられるのか」ということ。
なぜかと言えば「人格が形成される上で、乳幼児期の経験が大きな要因となっている」から。
つまりこの事件は、私たち乳幼児教育に関わる人間にとってとても重要な教訓を含んでいると言える。

「幸せ」って何だろう?
お金?
確かにお金があれば幸せになれる。
でも、お金は使えば無くなる。
肩書?
誰かの役に立つこと?
確かに努力して手に入れたものはその人の勲章で、そして自分の力が 誰かの喜びにつながるならば、心は豊かになる。
でも、人は時間とともに必ず衰える。
どれだけ活躍しても、いつかは人々の記憶から忘れ去られていく。

私は「かつて誰かに大切にしてもらった記憶・思い出」を生涯持つことが、幸せだと考えている。
「私の好きな私」「私の嫌いな私」どんな私のことも「そのままに」大切に育んでもらった記憶。
条件無く、そのままの私を受け止め・受け入れ、肯定してもらった記憶。
そして、思い出の中でいつもそばにいてくれたこと。
これこそが、その人を生涯支えていく力になると考えている。

犯人に同情はしない。
法律によってしっかりと裁かれてほしいと思う。
しかしこの事件を通して、子どもたちとの時間を振り返りたい。
誰一人寂しい思いをしないよう、一瞬一瞬の関わりを大切にしたい。

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